2024年1月21日
初めて本当のシルクスクリーンで刷った作品です。
はじめからいきなり2色刷りにトライしちゃったんです。
水性インクの透明性を生かし、わざとインクが重なるように版を作って刷っています。
それが成功して嬉しかったのを覚えています。
とにかく1版目を刷り終わったあとインクを乾かすのが大変で…。
早く乾かしたいけれど、急いでドライヤーをかけすぎると紙が反ってしまうのです。
刷るのは早くて、あとはほとんど乾燥。
結局、30枚くらいをまる1日かけて仕上げました。
この作品をスキャンしてPhotoshopで紙のシワの影をとり、ポジとネガからふたつの版を作りました。
途中、何かと細かい操作を行っているのですが、説明すると長くなるし、デジタルに興味ある人にしかついていかれない世界になります。
具体的な制作過程は、またの機会に紹介しますね。
絵描きとしての自分はアナログ派だと思っています。
しかし、デジタルの世界で実験を繰り返し、作品から新しい作品を生み出すのも楽しいものです。