光跡

光跡

光跡(2017年12月)

minneに出している作品を紹介していなかったなあと、今更なから気づきました。
遅ればせながら解説です。

初めて本当のシルクスクリーンで刷った作品です。
はじめからいきなり2色刷りにトライしちゃったんです。
水性インクの透明性を生かし、わざとインクが重なるように版を作って刷っています。
それが成功して嬉しかったのを覚えています。

とにかく1版目を刷り終わったあとインクを乾かすのが大変で…。
早く乾かしたいけれど、急いでドライヤーをかけすぎると紙が反ってしまうのです。

刷るのは早くて、あとはほとんど乾燥。
結局、30枚くらいをまる1日かけて仕上げました。

光跡 原画

光跡 原画(2017年11月)

こちらは原画。
墨を使ったドローイングです。

この作品をスキャンしてPhotoshopで紙のシワの影をとり、ポジとネガからふたつの版を作りました。
途中、何かと細かい操作を行っているのですが、説明すると長くなるし、デジタルに興味ある人にしかついていかれない世界になります。
具体的な制作過程は、またの機会に紹介しますね。

絵描きとしての自分はアナログ派だと思っています。
しかし、デジタルの世界で実験を繰り返し、作品から新しい作品を生み出すのも楽しいものです。

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