暫くスキャナなしでいた私ですが、久しぶりに購入したので使用感などレポートします。
目次
綺麗にデータ化したいときはコンビニのマルチコピー機を利用していました。
方法はこちらのページで詳しく解説しています。
SMSに上げる程度の場合は、スマホでAdobe Scanを使い、リングライトの光量を上げて撮影、jpegに書き出していました。
が、ピントが合いにくいのと、色の再現性にどうにも限界が…
細い線や薄い色も飛んでしまいます。
また、光量や撮影距離を工夫しても端が暗くなってしまうのは避けられない問題でした。
私が住んでいるのは田舎なので、コンビニは気軽に行ける距離にはありません。
仕事が忙しくなると、コンビニに足繁く通ってスキャンするわけにはいかなくなりますし、でも、SNSにはできるだけ毎日アップしたい…
そんなわけでスキャナを購入する決意をしましたが、ひとつ課題を解決する必要がありました。
過去、2回スキャナを購入したことがありました。
しかし両方とも、同じ理由で使わなくなり、放置しているうちにOSと対応しなくなり手放さざるを得なくなりました。
それは…
フラットベッドスキャナの平べったい形状がちょうど書類を置くのに良く、上に積み重ねてしまうからです!
山と積み重なった書類をどけてスキャンするのはとても面倒くさく、使わなくなってしまうのです。
これを回避するためには、「上に書類を置けない仕組み」を作ろう、と思いました。
上に書類を置けず、かつ、原稿カバーを開けられるようにするには、スキャナを一定のスペースに囲い込めば良さそうです。
というわけでデスクの下に潜り込ませられるサイドテーブルを買いました。
イケアのTROTTEN 引き出しユニットです。
上部に引き出し、下部にデバイスを置く棚という仕様です。
下部の棚は前後の立ち上がりがないので、配線の邪魔にならず、かつ全面パネルの操作が可能なのです。
本来はプリンタを置くことを想定していそうでしたが、ここにスキャナを置けばその上に書類を置いてしまうことはないと思われます。
そして実際置いていません。
尚、このサイドテーブル自体は組み立てにちょっとしたコツが要り、なかなかのクセモノでした。
作品をデータ化する以上、センサの性能には予算内でこだわりました。
ここはもう精度にすぐれたCCD一択です。
多少凸凹した作品でもピントを合わせてくれるので、切り絵もやる私にセンサで迷うことはありませんでした。
前述したTROTTEN 引き出しユニットにぴったり収まるサイズでした。
なお、ぴったりすぎて電源ボタンを押すのにちょっと苦労するのは想定外でした。
今まで買ってきたスキャナは
今度は単純に違うメーカーを買おうと思っただけです。
故郷・諏訪のメーカーだからってのもちょっとあるかも。
ハイエンドモデルは予算オーバーでした。
ドライバ「Epson Scan2」の仕様がちょっとわかりにくく、サイズが不定形なアナログ作品をどうスキャンすればいいのか試行錯誤しました。
モードは「フォトモード」
「ドキュメントモード」にすると、色味が強調されすぎてしまいます。
フォトモードにすると左側のペインでサイズが選べなくなってしまいます。
右ペインのプレビューの左上にある「サムネイル表示」のチェックを外すと自由なサイズにトリミングできるようになります。
最初この「サムネイル表示」がデフォルトでチェックされており、写真のサイズで切り取られてしまいました。
理由がわからずしばらく悩みました…
彩度がちょっと高めですが、よく再現されていると思います。
いちばん感動したのは、パステルカラーに描いた作品の、もとの紙の色がちゃんと出たこと!
これはスマホ撮影では絶対出せなかったのです。
また、細くて薄い線も綺麗に出ますし、紙のテクスチュアもある程度出せることがわかりました。
紫系の色紙が明るく、かつ赤に偏ってスキャンされました。
これは昔のスキャナしか知らないせいかもしれませんが、全然待てる程度には早いです。
おかげで毎日まめにスキャンできるようになりました。
スキャナを使い始めてから、「今までもこんな鮮やかな作品だったの?」という反応がありました。
そうなんですよ。
本来の色に近い画像をお届けできるようになって、私としては大満足です。