砂の匂い

砂の匂い

砂の匂い(2019年3月)

台紙にクラフト紙を使った作品です。
独特のムラのある風合いが好きで、時々使いたくなるのですが、案外難しい。

この風合いが、いざ使ってみると個性がありすぎるのですよね。
「ザ・クラフト紙の作品!」という感じになってしまうのです。

自分としては、そうではなくて、あくまで切り抜いたパーツの色と形・構成を生かす下地でいてほしいのですが…
そんな訳で、使いたいけれどあまり出番のない紙ではあります。

まあでも、それも自分のこだわりに過ぎないのかもしれません。
「こうあってほしい」と思って作ると、作品の幅が狭くなってしまうような気がするし、何より面白くないですものね。

この記事を書きながら、自分自身を縛る枷に気づいてしまいました。
「クラフト紙を御したい」という枷。
明日から、クラフト紙一枚分だけ自由になれそうです。

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