牡丹の花

牡丹の花

牡丹の花(2019年6月)

本当は実物を目の前で描くのがいいし、その方が断然楽しいです。
昼間に絵を描く時間を確保できればいいのですが、なかなかそうもいかず…。
まとまった時間が取れないときは、隙間すきまの時間に撮りためておいた写真を観ながら描きます。

この牡丹もそうやってちょこちょこ描きました。
夜、少し時間があけば10分くらい手を入れて、少しずつ、少しずつ。

日にちをかけて描いていくと、最初は気づかなかったものが見えてきます。
花びらの輪郭のこまやかさ、陰影のなかに見える色。
もっともっとと手を入れたくなります。

でも、手を入れすぎて何かの一線を超えてしまうと、やめ時がわからなくなってしまうんです。
そうなると、描く楽しさと絵としての仕上がりのバランスが、どこか崩れてしまう。

だから、やめ時は大事。
時々遠くから眺めて、絵と進捗会議をします。

コーリン色鉛筆使ったのは、コーリン色鉛筆12色のうち、黒を除いた11色です。
※残念ながら、今は手に入りません…
輪郭以外は、全て斜め方向のハッチングで描きました。

少ない色数で描いていくのは時間がかかります。
最初は目指す色にたどり着けるのだろうか?と不安になりますが、しつこくしつこく線を重ねていくうちに、いつしか近づいていきます。
近づいていく過程がとても楽しいのです。

時間はかかるけれど、作業スペースはとりません。
準備も片付けもすぐです。
56色の色鉛筆とか展開したら大変ですから。

今回は、制作の過程で何枚か写真を撮っていたので、繋げて動画にしてみました。
が、撮る位置がバラバラだし、途中で画像が乱れるし、横向きのまま直せない…
動画難しいですねー。

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