2024年5月27日
折り紙には、折り紙の良さがありまして。
少しムラが残る色味と、台紙の色がわずかに透ける薄さと、もうひとつ。
手でちぎるとトーナルカラーにはない味わいが出せるところ、です。
この作品では、黄緑色のパーツに折り紙を使いました。
ハサミが作りだしたかたちの中、ひとつだけ不協和音のように、ちぎったかたちを混ぜて。
調和させきってしまうのは、なんだか面白くないのです。
タイトルは完全に後付けです。
改めて眺めてみて、梅雨時の夜に川や池に反射する湿気を含んだ光のことを思い出して名付けました。