トーヨーのおりツール・はさみを使ってみた【折り紙・クラフト用】

トーヨーのおりツール・はさみ
おりがみメーカーのトーヨーから出ている折り紙・クラフト用のはさみおりツール・はさみが気になったので入手してみました。

最大の特徴は刃先がカーブしていて、先端まで綺麗に切れるということです。

刃物メーカーではなく、クラフト系のメーカーによって開発されたはさみがなかなかの実力派であることは、以前の記事で紹介した呉竹のKureScissorsで経験すみ。期待しないわけがありません。

では、購入&使用レポートです。

手に入れるには

リアル店舗

地方都市の小さな文具屋さんや、書店の文具コーナーでは見かけませんでした。
むー。
都会の大きなお店では扱っているのでしょうか…?

公式サイトでは?

残念ながら、トーヨーさんの公式サイトでは販売していないみたいです。
公式カタログはあるんですが。

他社通販サイトは?

Amazon

さすがですね、ありました。
マーケットプレイスでも取り扱いがありますが、Amazonが販売しているものが一番安く、839円でした(2019年4月現在)。
プライム会員でない場合、2,000円に満たないお買い物は送料がかかってしまいます。
他のものとまとめ買いするのがいいかもしれませんね。はさみ一つだけをわざわざ送ってもらうのは何だか申し訳ない気がしますし。

楽天

複数のショップで取り扱っています。お値段は699円+送料180円〜1,464円(送料無料)と幅があります。
送料を考慮すると、Amazonとどちらにするか悩むところです。

文具・画材・クラフト販売店のオンラインショップ

世界堂伊東屋ユザワヤのオンラインショップでは見当たりませんでした。
実店舗で取り扱っているかどうかは、問い合わせてみたほうがよさそうですね。
その際は品番など伝えた方がいいと思います。

実際に使ってみました

パッケージ

パッケージ・表パッケージ・裏実際にはプラスチックのカバーがかかっていました。紙の作品作りに特化したはさみであることが熱意をもって書かれています。

切ってみた

軽い。
圧倒的に軽いです。
切れ味が鋭いのと、ハンドルが大きくしっかりしているので安定して持てるため、とても軽い力で切ることができます。
かといって切れすぎてコントロールできなくなることもないです。

ただ、先端がカーブしているのに目が騙されます。
どうしても紙でなく、切っ先に注目して切ってしまう癖があり、狙った位置で止めるのが難しいのです。
手前で止めてしまったり、切りすぎてしまったり。
慣れが必要だなと思いました。

私の切り絵スタイルは偶然性を楽しむのでまあいけるのですが、緻密な作風の方が使う場合、練習が必要かも。

切ってみた

切ってみた

左がおりツール・はさみ、右が今まで使っていたPLUSの事務用のはさみです。確かに線が滑らかですね。

そしてこのはさみの最大の特徴という、対象物を置いたまま切る場合でも先端部分がつかえずスムーズな切れ味ですが。
私は紙を置いたまま切らないので、先端がつかえて紙が破けてしまう現象はたまにしか発生しないので、試しに置いて切ってみました。
しかし、PLUSの事務用のはさみでもあまり破けない…
うーん。
でもやっぱりおりツール・はさみの方がシャープな気がします。

切った紙

切った紙

これも左がおりツール・はさみ、右が今まで使っていたPLUSの事務用のはさみです。パーツにしてみると一見違いがないかな?と思うのですが、やっぱりおりツール・はさみの方が滑らかです。滑らかさを狙うのならおりツール・はさみを使った方がいいのかな?
事務用はさみの味わい深い形も私は好きですけどね。

ここが不満

はさみの切っ先

はさみの切っ先

残念なのは、はさみ本体のケースがないことです。
切っ先が尖っているので、裸のまま置いておくのはちょっと危ない気がするのです…
スペースがあったので道具箱に収めましたが、単独で持ち歩くのは怖いですね。

結論

気がつくとこのおりツール・はさみを使ってジャキジャキ切り紙をして気分転換を図っている自分がいました。
とにかく切る、その行為自体がとても気持ちよくできるはさみですね。
そういった意味では道具というのは新しいのを試す価値はあるものだなーと思いました。

このはさみの性能を引き出して自分の手の一部のように使いこなすには、少々慣れが必要と思います。
慣れることができれば、今までにない切り方ができるような気がします。
特に、緻密で滑らかな作品を作りたい人にとっては強力なツールになるでしょう。

一方で切れ味がいい、というのは単純にプラスポイントではないというのも感じました。
切れないはさみは、自然とゆっくり切るようになります。ゆっくりとした動きではじめて出せる線もあります。
単純に今まで慣れ親しんだ道具の方が使いやすく愛着があるから、どうしても贔屓してしまうのかもしれませんが。

しばらくは、今まで使っていたはさみと、このおりツール・はさみを併用してみようと思います。

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