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野生の絵描きです。
主に色鉛筆、オイルパステル、マーカーなどを使って描きます。
切り絵もやります。
ときどき、シルクスクリーンや日本画も。
野生なので、たまに個展をしたりグループ展に参加しますが、本当に気まぐれです。
こぢんまりと教室をしてたりも、します。
雅号の「上雪」。
故郷では、春先に降る水分の多い雪のことをさします。
あまりいいイメージで語られることのない、雪です。
でも、春の兆しでもあって。
音の響きが好きで、雅号にしました。
美大を出ておらず、美術関係の仕事をしたこともありません。
公募展には数えるほどしか出していませんし、あまり興味がありません。
野良で好きなように描いていたいから、野生の絵描きと名乗っています。
絵を描くのは大好きで、紙と鉛筆があれば、次々落書きで埋めてしまうようなこどもでした。
でもちっとも上手くなくて、友達の中では自他共に認めるいちばん下手くそ。
図画工作や美術の授業で、一生懸命描いていいのが描けた!と思っても、ものすごく上手い子がいくらでもいて。
圧倒的な差に、しょんぼりしつつもやっぱり描くのはやめられませんでした。
美術分野への進路を許されず、まったく関係ない分野の大学へ進学・就職しました。
仕事が終われば絵を描くのだけれど、上手くなりたいという気持ちはどんどん募っていきました。
そんなある日、出会った本が「脳の右側で描け/ベティ・エドワーズ著」。
確かにいい本なのですが、これを一人でやるのは辛すぎる…
と思っていたら著者から教えを受けた方がワークショップをしていたのを知りました。
これがアート・アンド・ブレインとの出会いでした。
アート・アンド・ブレインのワークショップを受けた結果、自分は全然ものを見ていなかったことに気づきました。
見ていなかったから、描けなかったのはわかった。でもそこから先が繋がらない。
コンプレックスは払拭されきらず、依然として、びっくりするほど描けませんでした。
丸一日、真っ白の紙を前に固まっていたことすら。
しかし、上手くなりたい一心でしつこく通い続けました。
通い続けて10年くらいたったある日のこと。
自分の「自分は下手くそ。だから上手くなりたい!」という信念に疑問を持ってしまったのです。
「上手くなることより、今描いている、そのこと自体を楽しんだ方が人生充実するんじゃないのだろうか?」
その瞬間、絵が上手くなることなんて、どうでも良くなってしまいました。
誰かに認められるような上手さなんてどうでもいい、他人の作品と比較して落ち込むのは意味がない。
楽しければいいじゃないか、と。
以来、「いかに楽しんで描くか」がテーマになりました。
すると飛躍的に描くスピードが早くなり、自分でもびっくりするほど上達していきました。
それだけでなく、楽しさもどんどん増していきました。不思議ですね。
長い間、絵が好きなのに下手くそというコンプレックスと戦ってきた人間です。
でも、好きなことで苦しむのはとても切ないです。
楽しさこそ、人を進歩させ、幸せにするものだと、わたしは絵から教わりました。
描くことで得られる楽しさを伝えたくなって、長らく眠っていたこのサイトをリニューアルしました。
ブログに書いていきますので、読んでみてくださいね。
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